INSIDE GARDEN

100カ国程の国々を訪れた経験のあるオーナー様のご要望で「石像の似合う庭」がコンセプトでした。訪れた国々の中でもイースター島のモアイ像の景色がずっと心に残っているとの事でした。
私は訪れた事もないし写真ではなんとなくモアイ像を見たことがありますが、その景色をまして日本で再現できるのだろうか?という不安?疑問?(面白そう〜!!の方が大きかったですが)の中での計画でした。3度目のヒアリングを終えた時『もしかして風景を再現するのではなく心象風景?」とデザインの兆しが見えました。今までも「カルフォルニアの風〜」とか「福島の里山」とか「昭和の〇〇宿」など、その他色々なお題がありましたがコピーを望んでいる方はいらっしゃらなかったです。こちらのお庭を設計するにあたり今まで言葉では上手く整理出来なかった事が何となく言葉で表現できるようになった気がします。「思い出や記憶、希望や様々な心象が心の中に風景を作り出していて、それらを庭に反映して欲しい」のだと。こう表現すると硬くて大変そう〜とか感じますが少し遠方で作業は大変でしたが忘れられないお庭造りとなりました。H様ご家族大変お世話になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • | 宇井英喜 |
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